節税 節約

子供を誰の扶養家族に入れるのか慎重に考えよう

子供が生まれた時、一昔前までなら単純に夫の扶養家族に入れるのがあたりまえでした。

妻が専業主婦やパート勤務で、夫との収入差が大きい場合はそれでよいのかもしれません。しかし共働き世帯が普通になった昨今、夫の扶養家族に入れることが必ずしもベターとは言えなくなりました。

どちらの年収が恒常的に高いのか

子供手当の制度が職場に有るのか無いのか

健康保険制度で扶養家族への優遇措置があるのか無いのか

を検証してみて、総合的に有利な方を選択することがベターだと思います。

日本の所得税は累進課税なので、年収が高い人の方が一般的には課税率が高くなります。なので子供手当が同じであれば年収の高い方の扶養家族に入れた方が有利だと思われます。

夫の方が年収は高い場合は夫の扶養に入れる方がいいんですね?

相談者2

但し、子供手当、家族手当といった呼び名で扶養家族(子供)に対して手当を給付してくれる会社があります。勤務先の就業規則等で確認してみて下さい。この手当がもらえるかどうかで結構な収入の差になりますよ。

私の勤務先、子供手当があるって聞いたことが有ります。調べてみます。

相談者2

それから、健康保険についてですが、大企業の健保組合の中には手厚い給付がある場合もあります。扶養家族は原則として収入の高い方に入れることになっていますが、年収差が1割程度であれ、選択できるようなので比較検討してみましょう。

選択できるんですね。。。

相談者2

勘違いされる方が多いのですが、「所得税の扶養」と「社会保険の扶養」は別物なので、扶養を別々にしても問題ありません。ややこしいですよね。。。
所得税の方は、特にどちらの扶養に入れなければいけないという決まりはありません。
所得税の扶養控除は子供が16歳以上の場合のみですが、所得税においては収入の高い方の扶養にする方が有利になることが多いです。
因みに、児童手当がもらえる16歳未満の子の場合は扶養控除がありませんので、それまでは、基本的にはどちらの扶養にしていても所得税は変わらないです。

-節税, 節約